失敗から始まる資産運用2
それでも私は間違い続ける。
20歳後半、インターネットが少しづつに普及し始めて情報がネットで手に入る時代になりました。
ネットには簡単に儲かる、確実に儲かる、などなど株に関してもさまざまな情報があふれかえりました。
株に関して全然勉強などしてこなかった私は、真っ先にその情報に飛びつき、また間違えるのです。
株のテクニカル入門
チャート分析ですね。過去のチャートを重ねて未来は予測できる的なやつです。
いっぱい、いっぱい勉強しました。数十冊は、読んだのではないでしょうか。
ロウソク足から始まり、ボリンジャー、パラボリック、一目均衡表、フィボナッチ比率等々、書籍代が数万円規模まで膨れ上がりました。
未来を予想する株の教科書と思い込んでおりました。
一目均衡表の本なんかは4千円近くしたような気がします。
フィボナッチ比率知ってます?黄金比と呼ばれるやつ。モナリザとかパルテノン神殿とかミロのヴィーナスとかの比率。この世で最も美しいのだとか。これをチャートにはめて予想をする。
すごい興奮しながら読んだ覚えがあります。
これだけ勉強したのだから、大金持ちになれると。
結論からすれば、ダメダメでした。
未来が予想できるのなら、これを考えた人は億万長者だし、絶対に人には教えないでしょう。
全体的に下げ相場では、何をやってもほとんどうまくいきません。
所詮は上がる50%、下がる50%の1/2の確立にすぎません。
ギャンブルと変わりません。
今は上げ相場ですからね。何をやっても儲かるでしょう。
どうすれば下げ相場でもうけることができるのか。
私は、チャートを信じ信用取引に手を出すのです。