失敗から始まる資産運用
始まり
私が資産運用を始めたのは、1997年山一証券でカネボウと東京都競馬の株を買ったのが始まりでした。
その当時「あるじゃん」という雑誌を見てやってみようと思ったわけで、銘柄を買った理由もカネボウは誰もが知ってる名前だから、東京都競馬はただ競馬が好きだったから。
それだけの理由でした。ええ、もちろん失敗しました。
山一証券は倒産し、買ったカネボウは解散してなくなり、東京都競馬は塩漬け株となりました。
20代前半、まだ会社員で仙台市で営業をしていた時です。
失敗から始まった株式投資ですが、一歩踏み出せたのは今思えばよかったと思います。
その頃携帯電話とインターネットがやっと普及し始めた頃なので、情報は雑誌からのみでした。
その為雑誌に載っていた広告の安愚楽牧場に心惹かれ、牛肉をゲットしそうになりましたが、何とか押しとどまりました。
配当が5%位で、あと牛肉も送られてくる。とても惹かれたの覚えています。
ハガキを書いて資料を送ってもらい、確か20万からのお試しコースみたいな物に投資しようと思った事を覚えています。何かのきっかけで投資は踏みとどまりましたが。
和牛詐欺は約7万人もの被害者、債務額4330億。
また失敗する所でした。やばかったです。投資していたら、今頃は結構な財産を失っていたのではないでしょうか。
最近、和牛商法を読んでみて、恐ろしくなったものです。
他には近未来通信とかも、テレビとか色々広告を出していたのを覚えています。
芸能人とかも広告塔に使っていたし、被害額は400億とか。
今思うと笑えません。雑誌を買うのは私のような初心者が多かったはずですから、確か雑誌のほうはリクルートが監修していたはず。
資産運用はお金が絡むだけに、常に詐欺事件がついて回ります。
その当時は、株がずっと塩漬けで少しでも元本保証が欲しいものに興味がありました。私は愚か者でした。
わからないものには投資しない。世の中に元本保証で利回りがいいものなど存在しない。この鉄則がわからなかったのです。